円錐角膜は、黒目(角膜)の中央部から下方が薄くなり、徐々に円錐状に突出してくる病気です。多くは思春期から青年期(10代~20代ぐらい)で診断され、その後進行し、40歳以降になると進行しにくくなる人がほとんどです。
特定されていませんが、遺伝・アトピー・関節弛緩症などが原因に挙げられています。特に“目をこする”という動作が、重要な要因として考えられています。
初期の段階では視力の低下を感じ、特に夜間視力が低下します。乱視が強くなると、物がだぶりゆがんで見えたり、明るいところでまぶしさを強く感じるという症状が出ます。
また、コンタクトレンズが外れやすくなる、装用時に痛みを感じるなどの症状が出ます。
眼鏡では矯正しきれない不正乱視に対して、特殊な形状の非球面ハードコンタクトレンズなどを合わせます。
特殊な角膜形状にも対応できるよう豊富なトライアルレンズをご用意しております。
強度角膜乱視の方(角膜乱視が-3.00D以上)に、バックトーリック法で高い補正効果が期待できます。
乱視が強い角膜は、カーブが方向により大きく異なります。
このため、単一なカーブの球面ハードレンズでは装用が困難です。
強度角膜乱視用ハードレンズ ハイサンソαトーリックⅡは、レンズの内面に2つのカーブを持たせ、乱視が強い角膜へフィットする設計です。
球面ハードレンズに比べ、快適な装用感と角膜に対する安全性を実現します。
強度角膜乱視の方(角膜乱視が-3.00D以上)にバックトーリック法で高い補正効果
※角膜乱視が-2.75D以下の方は、非球面設計のハードコンタクトレンズがおすすめです。
今まで乱視が強くてソフトコンタクトレンズをあきらめていた方に。幅広い乱視に対応できるソフトトーリックレンズ。強度の遠視・近視にも対応可能です。
無虹彩症・虹彩欠損などにおける羞明感(まぶしさ)軽減や、角膜混濁・角膜白斑などにおける整容(美的観点)を目的としたレンズです。
※カラーはイメージです。実際のレンズカラーとは異なる場合があります。