はじめてのコンタクト


初めてだけど、まずどうしたらいい?
1.眼科医による検査と処方
目の形状や状態によりコンタクトレンズ装用に向き不向きがあり、正しい使い方を徹底しないと、目の様々なトラブルを引き起こします。必ず眼科医の検査と処方を受け、目に合った最適なコンタクトレンズ処方をお受け下さい。
検査内容:視力検査・角膜カーブの測定・調整検査・涙液検査・角膜内皮細胞検査・眼圧検査・眼底検査…etc
※保険証をご持参ください。
2.豊富なテストレンズで、装用感や見え方をじっくりチェック!!
当院では患者様一人一人がご納得行くまでコンタクトレンズ選びや度数の調整を行っております。「もう少し楽に見えるよう他の度数も試してみたい」など様々なご要望があるかと思います。極力ご要望にお答えできるよう努めております。
3.つけはずしと、お手入れ方法の練習
レンズの付け方・外し方、毎日のお手入れ方法を練習しましょう。
※コンタクトレンズが初めての方は処方まで時間がかかりますので、事前にお電話で予約を入れていただくとスムーズです。
初めてのコンタクトライフQ&A
Q.コンタクトレンズはどれくらいで慣れますか?
A.コンタクトレンズは、最初から長時間装用できるというものではありません。毎日少しずつ装用時間を伸ばし、目にレンズを慣らしていきます。 個人差やレンズの種類によって違いますが、1~2週間ほどが慣れるまでの目安です。
Q.乱視はコンタクトレンズで矯正できますか?
一般に乱視は角膜乱視が多く、これはコンタクトレンズを使用すれば矯正できます。レンズの性質上
やわらかハードレンズの方が優れていますが,最近ではソフトレンズによる乱視矯正も可能になってきています。
Q.ハードレンズが目に良いときいたけど、慣れにくい?
A.
やわらかハードコンタクトレンズではレンズの周辺部が薄くし上げられており、通常のハードレンズより薄くやわらかく、優しいフィット感です。酸素の透過性も高く
安全性に優れたレンズですので、是非テストレンズでお試しください。
Q.コンタクトレンズはアレルギー体質の人でも使えますか?
A.まず裝用テストを受けてみましょう。まぶたのかゆみ、充血、目やにが多くなるなどの症状が出る人もいます。このようなことは、個人差はあるものの、慣れるに従ってほとんどの人が解消できるようですが、気になる点は眼科医に相談して下さい。レンズの種類の選択や,お薬を使うことにより,より快適で安全な装用を可能にすることができます。
アレルギー検査(血液検査)はこちら
Q.ドライアイでもコンタクトレンズは使用できますか?
A.
ドライアイの程度によりますが、まずは、涙液の状態を維持しやすいハードレンズがお勧めです。ソフトレンズは素材自体が涙を吸収し、蒸発させるので、長時間の装用でドライアイを誘発しやすいです。
Q.スポーツはどの程度可能ですか?
A.ハードレンズはバスケットボールや接触の多い激しいスポーツ以外は可能です。ソフトレンズの場合はほとんどのスポーツが可能です。(ハードもソフトも水泳など水中で眼を直に開くと流出します)
Q.レンズが眼の奥へ入り込んでしまって取れなくなることはありますか?
A.眼の構造上から、そのようなことはありません。まぶたの裏と白目は袋状につながっていますので、レンズが目の奥までズレてしまって取れなくなることはありません。
Q.寝る時は?
A.就寝中のコンタクトは瞳の呼吸をさまたげ、目のトラブルの原因に。寝る時はコンタクトレンズをはずしましょう。
Q.ケア用品が無い時は、水で洗っても大丈夫ですか?
A.ハードレンズには水道水が使えます。ただし、洗浄・保存には専用のケア用品をお勧めします。ソフトコンタクトレンズには、水道水は使えません。水で洗ってしまうとレンズが変形したり眼に張り付いて傷つけたりすることがあります。また感染症を起こす危険性もあります。必ず専用のケア用品を使用してください。
Q.使用期限は少しくらい長くしても大丈夫?
A.定期交換タイプは、開封してから交換時期がきたら必ず交換しましょう。目の病気の原因になっています。
Q.メガネとの併用方法は?
A.眼科医に指示された時間を超える時は、目の負担軽減を考え眼鏡をかけましょう。
定期検査を受けましょう。
コンタクトレンズによる眼障害は年々増えており、年間100万件以上発生しているといわれています。定期検査では、自分では気づかない瞳やコンタクトレンズのトラブルを早期発見できます。また、視力の変化やケア用品が目にあっているかなど、さまざまなことを確認します。
調子が良くても医師による定期検査を必ず受けましょう。


※眼科医の判断のもと検査を受けてください。
レンズのトラブル
コンタクトレンズのキズや汚れの状態は肉眼では分かりづらいものです。定期検査でレンズの状態に合わせた適切な使用方法や洗浄・保存方法をご案内いたします。

汚れが付着した状態

キズが多く確認できます

きれいな状態
目のトラブルの例

巨大乳頭結膜炎レンズの汚れが原因でアレルギーを発症

角膜血管新生慢性的な角膜の酸素不足により血管が角膜に侵入

角膜ステイニング長時間装用や相性の悪いケア用品により傷が発症