61歳以降=視機能低下顕在化世代の方へ
視機能は加齢と共に変化し、この世代は視機能が低下し始める年代です。
加齢に伴う視機能の低下は、主に以下の4つの現象として顕在化してきます。
- 調節力の低下
- 網膜の感度低下
- 眼の筋力の衰え
- 順応性の低下
これらは、ぼやけ、複視( ものが二つに見える)、頭痛、めまい、集中力低下などの症状としてあらわれます。また、見えづらいことに気づかず、無理をすることは眼精疲労の原因となります。視力は脳が判断するため、疲労は気づかないうちに脳に蓄積され、全身症状を引き起こす例もあります。
メガネを作製する際には、4つの基本的視機能を考慮し、レンズ度数を決定する必要があります。また、使用目的に合わせて複数のメガネを使い分けたり、眩しさを抑えるフィルターレンズなどを活用することも効果的です。